翌日は一転して悪天候。すごい風と雨の嵐の日でした。
9時ごろまでしっかり寝て、朝からおかみさんの手作りの和朝食。おかみさん、今流行の塩麹やお味噌、納豆、も自家製。久しぶりに白いごはんと、美味しいお味噌で作ったお味噌汁と焼き魚の朝ごはんをいただいて、またおしゃべりに花が咲いて。「またご飯食べに来ますね~」と言ってB&Bを後にしました。
予報通りの雨だったので、車で1時間半位のDolaucothi Goldminesというところへ向かいました。
あまり前知識がなく訪れたのですが、ここは、ローマ人がその昔イギリスまで攻めてきたときから発見されていた金の採掘所として歴史的にも学術的にも重要なところだそうです。
一日に5回くらいガイドツアーがあって、洞窟の中に入らせてもらえます。雨でも洞窟の中なら関係ないよね、ということで、ここに来ることに決めたのです。
ここでは砂金採りも体験できます、本当に採れるのかなぁと、と半信半疑で入り口で小さなビニール袋(採れたらこれに入れてください、という袋)をもらいました。
雨の降りしきる寒い中、かなり集中してしまいました。こういうの、いったん始めると、大人もなかなかやめられないんですよね。いやー、結構採れました。大小、合計10粒位は取れたかな。
今でもWelsh Goldというのはピンクゴールドが特徴で、希少価値が高いそう。ナショナルトラストのショップでもかなりのお値段でリングなど売ってました。Welshのデザインでかわいかったなー。
大雨大風の中、ロンドンに無事戻りました。
ロンドンから車で3時間半ほどの中央ウェールズ。とある山の中のB&Bに泊まりに行きました。実はここに来るのは二回目。
何故3時間半もかけてわざわざ携帯の電波も届かないB&Bに泊まりに行くかというと。石造りのよくありそうなおうちですが、一歩中に入るとこの通り。
日本人の女性が経営している、和風のB&Bなのです。建築家の旦那様のご協力もあって、すべて自分たちで設計して作ってしまったというから驚き。
更に外に行くと、ジャグジーもあって、さながら露天風呂のよう。羊のめーめーいう中で入るあたたかいジャグジー。燃えるような夕日が見えなくなるまでのんびりしました。
これだけではありません。ジャグジーでゆっくりした後はおかみさん手作りの会席料理が待ってます。イギリスで手に入る食材や、自家製のお野菜、山で採ってきた山菜などで作られるお料理。どれも愛情がこもっていて本当においしい!!次から次に出てきて、お腹がはちきれそう。お料理の一部です。
最後にうちたてのうどんと共にすき焼きも出していただいたのですが、ギブアップ。お食事の後、おかみさんと12時近くまでおしゃべりして就寝。自家製の甘酒も頂きました。幸せだった。。
お腹一杯過ぎて仰向けで寝られなくて、横向きに就寝。牛のようでした。。
最近ちょっと行きつけになっているワインバー、Cork & Bottle.
レスタースクエアといえば、中華街が近くて、劇場の安売りチケット売り場が並んでいて、カジノも立ち並んでいて、昼夜問わず人でごった返している超繁華街。東京でいうと、渋谷、って感じかな。そんなレスタースクエアに面する、とある間口一間のドアを開けて地下に入ると、隠れ家的なワインバーが広がります。
ワインバーなので、食事は簡単なものばかりですが、美味しいワインとおしゃべりがあれば、十分。
ここで、たまにワイン好きの女子が集まって女子会をやってます。ここでは月に一回、お店主催のワインテイスティングの会があって。30ポンドで6種類のワインと、お食事がついてくる、とっても嬉しい会に参加してきました。
今月は。題して「Everything is Rose」つまり、ロゼワインの会。最近赤ワインがあまり飲めない私は、もっぱら白かロゼをチョイスするので、ロゼばかり色んな種類を飲めるのも面白い企画でした。
一緒に出てくるお食事。
デザート。イチゴチョコレートと、ほおづきチョコレートです。
特に南仏あたりで生産される、サーモンピンク色のロゼワインが好き。何とも言えない色と、目をつぶると白ワインかどうかわからないくらいの感じ。(素人なので、全然ワインのことはわかりません。。) おもいっきり冷やして、夏の太陽の元で飲むにはうってつけ。気に入ったものを一本お買い上げしてしまいました、まんまとマーケティングにはまっているワタシ。
しばらくおうちのみが楽しくなりそうです。
両親訪英イベント第二弾は、ライムリージスでの化石堀り。なんでもチチは、小さいころから化石堀りに憧れていたということで。。ロンドン近郊で化石が発掘ができるということは全く知らなかった私。たまたま何かの会話がきっかけで一年ほど前に同僚から聞いて、これは行かねばと思っていたのです。
本当は、一泊二日位でゆっくり行きたかったのですが、仕事が忙しくてなかなか休むタイミングがなく、ロンドン近郊といっても、車で片道3時間半ほど飛ばして、ドーセットまで行ってきました。
ライムリージス。ジュラシック海岸と呼ばれるドーセットの海岸沿いにこの町はあります。
さっそくインフォメーションセンターで小さな解説書を買ってご飯を食べながらお勉強。実は同僚から「どこで化石が良く取れるか」の秘密の手書きの地図ももらっていたので、それと照らし合わせながらです。
レストランにもアンモナイトをかたどった置き物があったり。
町中の街灯はアンモナイトの化石のデザインだったり。
化石が沢山取れるという場所へは、実は、干潮のときにしかそこへ行くことができません。事前に満潮干潮の時間をWEBで調べる必要があります。この日は干潮が19時頃だったので、お昼をゆっくり食べてから、その場所に向かいました。
これは、まだ潮が満ちているときの様子。ちょっと早かったのでまだ現場には向かえません。しばらく待ちます。
参考に、これが潮が引いているときの様子。
現場にたどり着いて作業開始。結構あります。これは大きなものですが、アンモナイトの模様が沢山見えるのわかりますか?
出来れば一人一つハンマー(かなづち)を持っていくと、化石堀がさらに楽しくなります。わりと沢山拾えましたが、急速に曇ってきて肌寒くなったのと、潮が満ちて帰れなくなると大変なので、早めに戻ってきました。こつがわかったので、一泊位してもう一日アタックしたかったな。
両親訪英後の最初のイベントはアスコット競馬観戦。
競馬のことはわからなくても、この華やかな、イギリスらしい雰囲気を感じるだけでも楽しいものです。私が初めてイギリスで競馬に行ったのは赴任直後の「ダービー」。シルクハットの男性が沢山いて、女性のお帽子が素敵で、それはそれは「ああ、英国にきたのだな」と実感したものです。
残念ながら今年(も)お天気があまりぱっとせず、そして肌寒く、薄手のコートが必要なほど。おめかししてお帽子をかぶって向かいました。
やっぱり西洋人はこういう正装が絵になります。
エリザベス女王も競馬観戦です。即位60年記念式典から休む暇もないでしょうに、本当にお元気なことです。すぐ上のバルコニーにお出ましです。
ただ馬が走っているのを見るだけでは面白くないので、今日のメインの女王杯の馬券を買うことに。最初は「もういいよ」と面倒くさがっていた両親に、「馬券は自分が買いに行くから、この中からなんでもいいから一つ選んで」と出走馬一覧を見せて、単勝方法で馬を選んでもらいました。掛け金5ポンドづつ。
ハハ選ぶ:ブラックキャビア
チチ選ぶ:アメリカの馬(名前忘れた)
そうして始まった女王杯。私たちが観戦していたところは、ゴールのちょっと前。
柵によじ登って応援するハハ。さっきまで「面倒くさい」と言っていた様子はちっともなく。。そして、なんとビギナーズラックというか。ハハの選ぶブラックキャビアが鼻差で1着。ああ、なんてこと~。チチ敗れ去る、ワタシ、連勝のもう一頭があたらず敗れ去る。ハハ一人で大興奮。
人気のある馬だったので、単勝で1.1倍。6ポンドをもらって、でも大喜びで家路についたのでした。